灯風

Bブロック2位通過!


ナオ:いや…あのさ…。

ゴウ:…ほんとなんだよ。

ナオ:でもさ…ありえないだろそんなこと…。

ゴウ:でもそうなってしまったんだからしょうがないだろ…。

ナオ:わけわかんねぇよ。体が自販機になるってさ!

ゴウ:いやなんかさぁ…なっちゃったわけよ。

ナオ:聞いたことねぇよ、そんな前代未聞なことさぁ。

ゴウ:でもさ、俺が初めてだろ!?

ナオ:…まあな。

ゴウ:喜ばしいことじゃん!

ナオ:それをポジティブに受け入れるお前がうらやましいよ…。

ゴウ:お前だって誇りに思えよ!自販機の友達とかそうそういないだろ。

ナオ:いても自慢にならねぇよ…。

ゴウ:まあ…自分でもこうなるとは思っていなかったけど…。

ナオ:…あのさ、なんでこうなった?

ゴウ:うーん…たぶん、たぶんだけどね。

ナオ:うん。

ゴウ:俺さ、貧乏だったじゃん。

ナオ:…確かにな。

ゴウ:でさ、食べ物がなくなって。

ナオ:………。

ゴウ:しょうがないから100円玉を食ってたらこうなって。

ナオ:いや、その金で食べ物買えばよかっただろ!

ゴウ:なんかさ…一度食べると病み付きになっちゃったんで。

ナオ:なんだ、100円に禁断症状でもあるのか!?

ゴウ:まあ、食ってみればわかる。

ナオ:つーか…100円ってどうやって食うんだよ。

ゴウ:簡単だよ。溶かしてからパンや野菜をつけて食べる。

ナオ:なんだそのチーズフォンデュもどきはよぉ!

ゴウ:100円フォンデュだよ。

ナオ:それだと100円のチーズフォンデュみたいだし。てかまず溶かすって何℃になるんだよ熱すぎるだろ!

ゴウ:そこがうまさの秘密であって。

ナオ:知らないよ。…まあ、お前が自販機になった経緯は分かった。

ゴウ:ならそれが分かったところでさ、俺に100円入れてくれない?

ナオ:…なんでそうなる!

ゴウ:貧乏なのは知ってるだろ!残りの100円玉も少ないんだよ!

ナオ:100円にこだわらなくてもいいだろ。

ゴウ:100円いれてくれたらさ、一応俺も自販機だから飲み物ぐらい出すから。

ナオ:まあ…100円ぐらいならやるけどさ。

ゴウ:おーよかった!友達は持つものだな。

ナオ:えーっと…100円どこから入れるわけ?

ゴウ:まあ口からだな。

ナオ:やっぱ食べるのか…。

(ちゃりん)

ナオ:で、どっから飲み物出てくるの?

ゴウ:股間。

ナオ:汚い汚い汚い!

ゴウ:だって…一番、それっぽいだろ。

ナオ:………認めたくない。

ゴウ:大丈夫だって。で、飲み物は何にする?

ナオ:……何がある?

ゴウ:まず「レモン風味」

ナオ:………それ絶対尿だよな!

ゴウ:「カルピス風味」もあるけど。

ナオ:いらないいらないいらない!飲めるかAV女優じゃあるめーし。

ゴウ:あとはねぇ…頑張れば「まろやかジュース」が出来るけど。

ナオ:…なんだそれは。

ゴウ:口の中がまろやかに溶けていくジュース、通称胃液といい…

ナオ:胃液なんだろ!飲めるか!

ゴウ:まさに口の中が溶解大戦争。

ナオ:上手いこといわなくていい。

ゴウ:気に入らない?

ナオ:あたりまえだろ!こんなの飲み物じゃないし。

ゴウ:でも100円入れてもらったんだから…とりあえず「レモン風味」出すわ。

ナオ:やめろやめろやめろー!

ゴウ:あ、コップはそこの紙コップ使って。

ナオ:それじゃモロ検尿だろうが!やめろって!

ゴウ:え、じゃあどうすれば。

ナオ:100円戻せよ!おつりぐらい出せるだろ!

ゴウ:いや…でも。

ナオ:何がでもだよ。

ゴウ:おつりは毎回、帝王切開で出さなきゃだめなんだよ。

ナオ:なんだよそれ!なんでおつりだけめんどくさい手順を踏ませるんだよ。

ゴウ:しょうがないだろ、なんかそんな風になってんだから。

ナオ:あー…もう100円ぐらいいいや。

ゴウ:…うん。

ナオ:………。

ゴウ:………あのさ。

ナオ:…なんだよ。

ゴウ:お前もさ…自販機にならない?

ナオ:えっ…なんで!?なんでだよ!

ゴウ:やっぱり一人だけこんなんじゃいやなんだ…お前となら自販機として生きていける。

ナオ:いや…いやだよ俺!100円食って生きていきたくない!

ゴウ:大丈夫だって!10円玉でもいいから!

ナオ:そういうことじゃねーよ!

ゴウ:じゃあどこだよ。

ナオ:何もかもだよ!コイン食べてさ、「レモン風味」とか「カルピス風味」とか出すんだろ!?そんなのいやだ!

ゴウ:いやではないって。「カルピス風味」を出すときは快感だぞ。

ナオ:知らねぇよ変態!

ゴウ:じゃああれだ、プールとかにあるアイスクリームの自販機になればいいじゃん!

ナオ:それだとあれを出すことになるだろ!?いやに決まってるだろうが!

ゴウ:いやか…。

ナオ:当たり前だろ!

ゴウ:でもさ…お前はさ、「お前がどんな風になってもずっと友達だ」って…言ってくれたじゃないか!

ナオ:………。

ゴウ:そうだろ!俺たち友達だろ!

ナオ:………ごめん、こんな状況は考えていなかった。

ゴウ:…!!

ナオ:…お前とは友達でいられない。

ゴウ:そんな…ナオ!

ナオ:じゃあな…



・

・

・



ゴウ:…ナオが憎い。100円が憎い。自販機人間を認めない日本の政治の在り方憎い。
   そしてなによりも…自販機が憎い。
   ………この世から自販機はいらない!自販機を消し去る!そして…憎い人間共を苦しめてやる…。



−これがすべての引き金だった

To be continued

ナオ:本当にここにはお世話になりましたね。

ゴウ:デビューしてすぐから出てますから。

D:まが玉のころですね。

ナオ:あの頃はひどかったね。

ゴウ:まだ漫才中心でいくと思ってましたね。

G:で、ここで初オンエア。

ゴウ:ほんと、人生初のオンエアだったんでとてもうれしかったです!

ナオ:ねぇ。で、今はコント師になっちゃって。

D:では、これからも頑張ってくださいね。

ゴウ:ありがとうございます。ドラGO!さんも新しい就職先を見つけてくださいね。

D,G:余計なお世話だ。

インポッシブル

1代目チャンピオン!


山本)はいどうも。
高橋)インポッシブルでーす。
山本)僕ね、好きな物があって、
高橋)なに?
山本)幼稚っぽいかもしれないけど、スーパーマンが好きなんですよ。
高橋)ほう。
山本)だから、一度でいいからスーパーマンになりたかったなって思うんですよ。
高橋)なら、僕が作ってあげますよ。
山本)なにを?
高橋)スーパーマン山本。
山本)しょぼい!
高橋)まずは変身。
山本)ま、梅干食べてスーパーマンとかあるけど、
高橋)ボディーシャンプとリンスを間違えて山本マン。
山本)ありえないだろ!よく間違えるけど、変身に使うのはありえないだろ。
高橋)変身がありえなくても、格好がいい。
山本)格好がいいなら
高橋)服装全てスケルトン。
山本)あぶない!あぶない!もっとカッコよくしろよ!
高橋)じゃあ、相手の攻撃を吸収してくれる、タイツ。
山本)おお!強い!
高橋)パンチ力100倍になる手袋。
山本)これなら、相手も一撃だ!
高橋)目的地まで瞬間に行く、マント。
山本)凄い!
高橋)ただ、クリーニングに出してから戻ってこない。
山本)駄目じゃん!
高橋)もしかしたら・・・クリーニング屋のおばちゃんが使っているかも・・・
山本)何心配しているんだよ!
高橋)でもね、能力はすごい。
山本)能力ね。
高橋)うん。
山本)どんな感じ?
高橋)スーパーマン山本は、普段の山本より1.1倍パワーがある。
山本)かわらないだろ!あまり、
高橋)スーパーマン山本は、毎日電話の前に正座して、依頼を待っている!
山本)仕事無いのかよ!
高橋)女子との腕相撲成績、5勝23敗。
山本)負け越し?!弱くない?!
高橋)そして、いざとなった時!スーパーマン山本は仲間を呼ぶ!
山本)仲間?!
高橋)ポチ!タマ!
山本)犬?!猫?!ペットなの?!
高橋)そして、権蔵!
山本)ご、権蔵?!おじいちゃん?!
高橋)この3人、いや3匹は、
山本)1匹、人間だよ。
高橋)山本を尊敬している。
山本)うん。
高橋)お手!と言えば、お手とするし、送りバント!と言えば、確実に送ってくる!
山本)どうやって送るんだよ!
高橋)こんなスーパーマン山本だけど、ちゃんと仕事はしてるから。
山本)あ、してるのね。

高橋)ある時、爆発事件で電車の鉄橋がくづれた。
山本)あら。
高橋)電車の車掌はそのことを知ず。
山本)やばいね。
高橋)しばらく走っていると、電車はくずれた鉄橋にさしかかった。
山本)うわ。どうするんだろ。
高橋)車掌は気づいた。橋がない・・・・・。
山本)うん。
高橋)車掌はブレーキをするもの、なかなか止まらない。
山本)うん。
高橋)そして、車掌は叫んだ。「助けて!」
山本)お、ここで登場ですか。
高橋)助けてという言葉に反応し、目がキラッと光り、山本はこう言った。「ごめん。今リンスがないんだ。」
山本)おいっ!普通に変身すればいいだろ。
高橋)リンスとボディーシャンプがないと、
山本)変身にこだわらなくていいんだよ!普通に変身しろよ!
高橋)じゃあ普通に行く山本。電車の目の前に立ち、止めようとするスーパーマン山本。
山本)危険じゃない?
高橋)キーーーーーーー、プシューーーー。
山本)と、止まった?!
高橋)普通に止まる電車。
山本)なんだよ!
高橋)電車にひかれたスーパーマン山本。
山本)カッコ悪すぎ!
高橋)ありがとう。スーパーマン山本。
山本)いやいやいや、なんもしてないでしょ。
高橋)そして、子供にも優しいから。
山本)うん。
高橋)ある時、子供がいた。
山本)ほう。
高橋)「やーい、お前の母ちゃん、アニータ。」
山本)どんないじめだよ。
高橋)「返してよ。」と、カバンを取られた子供が言った。
山本)かわいそう。
高橋)「やーい、誰が返すもんか。」と、カバンを木の小枝にかける山本。
山本)俺いじめてるの?!優しくないじゃん。
高橋)「返して欲しけりゃ、木に登りな。」と子供達は言った。
山本)最悪な奴ですね。
高橋)「ちくしょう。取り返さないと」と言い、少年は木に登った。
山本)あぶないよ。
高橋)順調に登り、手にカバンが届きそうな時、事件がおきた。
山本)どうした。
高橋)突風が吹き、少年が木から落ちてしまった。
山本)えーーー。
高橋)なんと、地上まで10メートル。
山本)うわうわ。
高橋)そして、少年は叫んだ。「助けて!」
山本)ほう。
高橋)助けてという言葉に反応し、目がキラッと光り、山本はこう言った。「10分前にお風呂入っちゃったんだよね。」
山本)だから普通に変身しろよ!
高橋)変身する山本。落ちてくる子供を捕まえて、助けたスーパーマン山本。
山本)おう。
高橋)「ありがとう。スーパーマン山本。カッコいいよ。でも、下に権蔵さんが・・・」
山本)え?
高橋)権蔵を下敷きにした山本。
山本)権蔵出てくるなよ!違うだろ、助けたら町の人が見ていて、拍手喝采で終わるの。
高橋)あ、「すごいぞ。山本。」「カッコいいぞ山本。」「素敵山本。」町の人が大拍手。
山本)カッコいいじゃん。
高橋)そんな中、権蔵の正体が山本健一であったことを知った。
山本)俺、権蔵かよ!いいかげんにしろ。
高橋)ありがとうございました。

D)インポッシブルのお二人でした!
G)ありがとうございました。
山本)いや〜お疲れ様です。
D)いや〜大変でしたね。
山本)はい。長かったですね。
G)この初代チャンピオンの間、何か変わったことありましたか?
高橋)え〜と、
山本)え〜・・・無いですね。
G)いや、ちょとぐらい有名になったとかあるでしょう。
山本)逆に、チャンピオンになったことで安心して、長文サイトにあまりでなくなりましたね。
高橋)まぁ、
D)あ、そうですか。じゃあ、またチャンピオンになったら・・・
山本)たぶん、長文界から消えるでしょうねwはい。
G)いやいや、また奪回するために頑張ってください!
高橋)もう、負けたみたいじゃないですか!
D)すいません・・・ということでインポッシブルのお二人でした。
G)ありがとうございました
高橋)ありがとうございました

安物鬼

Bブロック3位通過!


A:あ〜やっぱりハイキングは楽しいよな。

B:・・・・・・・・・・

A:森は涼しいし空気はおいしいし。

B:・・・・・・・・・・

A:ほら、鳥のさえずりが聞こえる。

B:なあ・・・・・・・・

A:虫が語りかけてくるようだよ。

B:おい!

A:どうした?ハイキング好きじゃないか?

B:いや、ハイキングは好きだけど。

A:ならいいじゃん。

B:・・・・・・なんで樹海なんだよ!

A:駄目か?

B:チョイスミスじゃ済まされないぞ。
  社長、ハイキング行きましょう、樹海まで、絶対却下だろ?

A:お前は社長じゃないよ。目を覚ませ。

B:貴様が目を覚ませ!なんでこんなとこ選んだんだよ?

A:だって静かでいいじゃん。

B:静か過ぎる!怖い!

A:空気だっておいしいじゃん。

B:まがまがしい気体が漂ってんだよ!

A:照りつける太陽もいいな。

B:木に覆われて見えねえよ!

A:紫外線は完全シャットアウトだな。皮膚ガンは免れたぞ。

B:代償がでかい気がするんだよ。
  第一俺たちどこに向かってるの?

A:明日さ。

B:ちょうどいい、死んでくれ。フィールドはぴったりだ。
  樹海だから地図もないし、お前道わかるんだよな?

A:人生という道。

B:迷ったな。お前の人生は迷いがフォーエバーだもんな。

A:そんなことはない!私だってしっかり樹海対策はしてある。
  見ろ、足元を。

B:え?この長く続くのはもしかして・・・ロープか!

A:延長コードだ。

B:なに使ってんだよ!普通ロープとかを入り口にくくりつけて垂らしながら進むだろ!

A:私もそうするつもりだったがちょっと目をはなした隙に何者かに奪われてしまった。

B:止めろよ!樹海だぞ!十中八九首吊りだろ!

A:そう思いましてロープに切れ目入れときました。

B:その前にとめろ。

A:それで仕方なく延長コードを使ったんだ。

B:もういい。とにかくこれをたどるぞ。





B:・・・・・・・・・・

A:ここで途切れてるね。
  もっとしっかりコンセントにつなぐべきだった。

B:木とかに結べよ!

A:だって延長コードだぜ?コンセントにさしたくなるじゃん。

B:俺もナイフでお前を刺したくなってきた。

A:こんなこともあろうかと・・・
  ジャーン、コンパスでーす。しかも特殊機能つき。

B:なんだよ、特殊機能って。

A:何もないところでも常に針がぐるぐる回っている魔法のコンパスなのだ。

B:狂っているんだよ!それ!
  ん?でも森に入る前に見せてもらったときは正常だったと思うんだけど。

A:この森は磁力が強いんだ。

B:テメーわかってたんならコンパスなんて持ってくるな!

A:でもいざとなったら・・・

B:そのいざとなった状況で使えないんだよ!

A:まあ気付けば誰にでもわかることだよな。

B:だからわからなかったお前はバカ。

A:なんとでも言え。どうせ道連れだ。
♪旅は〜道ずれ〜世は情け〜

B:お前のそのクソッタレ精神が非常に頭にくる。

A:とにかく同じ方向に進めばいつか出られるんじゃないか?

B:もうそうするしかないか・・・

A:大丈夫だ。ワープゾーンがあって中央に戻され続けるなんてことないから。

B:心配の対象がずれてる!
  俺が言いたいのは体力や食料の問題だよ!

A:体力か・・・お前スポーツテストのシャトルラン何回?

B:いやにマイナーな数値を聞くな。100回ちょいかな。お前は?

A:5X(3≦X≦10)回かな?

B:ごまかすな!
  しかもよく考えたら最大50回じゃねーか。

A:いや、実力じゃないぞ。そのとき実は怪我して走れなかったんだ。

B:どんな怪我だよ?

A:呼吸の乱れによる急性的めまいだ。

B:やっぱただ単に体力無いだけじゃねーか!

A:待てよ?体力・・・たいりょく・・・鯛力!
  食料は大丈夫だな。鯛だ、鯛。

B:言葉遊びしてる場合じゃねーよ!
  じゃあ、食料はどうするんだ。

A:我慢だよ我慢。

B:お前もっとましなこと考えろ!

A:ホラ、現代人は我慢できない。すぐにキレる。社会悪め。

B:うぜー!めちゃめちゃうぜー!
  あのなあ、生き物は何かを食べないと生きていけないことは知ってるな?

A:ところでさ、

B:いや、流さないで!俺話している最中だから。会話のキャッチボールしてよ。
  「犯人に告ぐ!人質を解放せよ!」「ところでさ、」頭にくるでしょ?刑事だったら。

A:早くそのピン芸を終わらせてくれ。

B:雪山でお前が怪我して動けなかったらまず見捨てるだろうな。

A:神は私を見捨てない。

B:んで、結局これからどうするんだよ?

A:ケータイで助けでも呼ぶか。ここギリギリ圏外じゃないし。

B:最初からそうしろ!でもよかったー。

A:♪ええい〜あ〜君からもらい泣〜き〜

B:音楽聴くな!さっさと救助呼べよ!

A:・・・電池切れたね。

B:本当に泣きたい。

A:あ、でも最初から電池が無かったから。

B:今更みえみえの嘘をつくな!音楽聴いてただろ!

A:心配無用!プロブレムだ。

B:ノーがついてねぇ。問題じゃねーか!

A:私は何重にも対策を行ってきた。
  どうだ!ポケットベルだ!

B:えらくレトロなやつを選んだなあ。
  まあいいから早く助けを呼んでくれ。

A:しかし問題がある。プロブレムだ。

B:うわー、さっきのがここに繋がってくるんだ。

A:もともと送信相手が誰もいないのだ。

B:意味ねー!買ったら誰か連絡できる人探すだろ!

A:ノープロブレム。私はくじけていない。

B:お前の気持ちは聞いてねーよ!
  これから本当にどうしよう・・・

A:じゃあ今までの道を戻るか。

B:無理だ!延長コード途切れているぞ。

A:パンくずも撒いてきた。

B:お前最後の最後にやってくれたなあ!これで脱出できるぞ。

A:所詮君は無力だったことを痛感しながらたどるといい。

B:それが余計なんだよ!
  ってかこれはパンくずというよりもパンそのものか・・・?

A:重かったから途中で捨てた。

B:てめー!食料あったじゃねーか!俺ずっと我慢してきたし。

A:出口だ。

B:えっ?まだ100mも歩いてないけど・・・

A:でも出口だ。
  お前のちょうど後ろだったから気付かなかったんだろう。

B:・・・言い返せばお前は最初からわかってたんじゃねーか!

A:スリルたっぷり楽しめただろ?

B:いいかげんにしなさい。




D:・・・・・
A:・・・・・
G:・・・・・
B:・・・・!




D:何に気がついた!?


薬罐部

Bブロック1位通過!


T:どうも薬罐部です!

K:宜しくお願いします。

T:遂にファイナルの舞台ですよ。

K:ええ、頑張っていきましょう。

T:で、突然ですけどね、僕芥川龍之介が凄く好きなんですよ。

K:確かに突然だね。まあいいんじゃないですか。

T:芥川龍之介って知ってる?

K:小説家でしょ?「蜘蛛の糸」とか書いた。

T:そうそう。あと「羅生門」「トロッコ」「芋粥」とかいろんな作品があってね。

K:「芋粥」は…知らないなぁ。

T:芋の入ったおかゆを飽きるほど食べたいと思ってた人の話。

K:不思議な設定だね。どういう展開なのか気になるけども。

T:数々の作品を書いたんですけどね、若くして自殺しちゃったんですよ…。

K:ああ、それは聞いたことある。

T:でもそういうのも含めて芥川龍之介には憧れますよね。

K:自殺も込みかよ!?まあ憧れるのは自由だけどさ。

T:で、憧れるあまり、遂に芥川龍之介のゲームを作っちゃったんですよ。

K:いやそれはおかしくないか?なんでゲームを作るという結論に至ったんだ。

T:いい感じなゲームに仕上がったんですよ。

K:どんなゲームなんですか。

T:まあロールプレイングゲームですけど。

K:もうちょっと具体的に。

T:そうね、ファイアーエムブレムからファイナルファンタジーを引いた感じ。

K:…どういうこと?

T:「FE」から「FF」を引くから、「_」。

K:いや訳分かんないよ!_なゲームってどんなのだか見当もつかないよ。

T:ちなみにニンテンドーDS用のソフトね。

K:なるほど。タッチペンとか使うのかな。

T:まあ場合によってはね。で、主人公の名前も芥川龍之介の作品の登場人物の名前。

K:随分こだわるんだね。まあとにかく内容を教えてよ。

T:じゃあ、主人公の名前を決めて下さい 
   →杜子春
    禅智内供
    カンダタ
    自分で決める

K:…カンダタって「蜘蛛の糸」で地獄に落ちてた悪人だよな?なんでそんなのがデフォルトで入ってるんだよ。
  まあどれもいまいちだから自分で決めるか。

T:名前を入力して下さい

K:えーと、じゃあ「薬罐部員」でいいや。

T:薬、罐…画数オーバーです

K:画数の制限があるのかよ!字数ならまだ分かるけどさ。
  じゃあ杜子春でいいよ。

T:ゲームスタート
  或日の事でございます

K:なるほど、なんか芥川っぽいね。

T:このナレーションは芥川龍之介の声でね。

K:何時代に収録してんだよ!というか声が分かんないから何のありがたみもないよ。

T:まあ続きいきますよ。
  主人公が何かを見つけた!

K:随分話が飛んだな。まあいいや、何だろう。

T:芋粥を手に入れた!

K:芋粥落ちてたの!?おかゆが!?あり得ないだろ状況が。

T:芋粥に手を入れた!

K:やめとけ気持ち悪い!「に」を「を」が逆なんだよ!

T:芋粥をリュックに入れた

K:…もうちょっとリュックを大切にしてやれよ。

T:線路を見つけた!
  線路沿いに歩きますか? →はい
               いいえ
               はい

K:なんか「はい」を選ばせたいっていう意図が見え隠れしてるんだけど。
  じゃあ「はい」。

T:トロッコが見えてきた!

K:…1回乗ったらそれっきりだよね。押して戻るのかよ。

T:乗りますか? →はい
          いいえ
          はい
          はい
          はい

K:「はい」が増殖してるし。とりあえず「はい」で。

T:追い風が気持ちいい

K:いやどんだけ後ろからの風強いんだよ!

T:向かい風も気持ちいい

K:どんな異常気象が起きてんだ一体。なんで空気に挟み撃ち食らってるんだよ。

T:トロッコが止まった

K:じゃあ降りて散策するか。

T:チャラララチャラララチャラララチャラララ

K:なになに?戦闘モード?

T:カンダタが現れた!

K:なんで居るんだよ!地獄でもがいてたんじゃないのかよ!

T:戦いますか? →はい
          はい
          はい
          はい

K:駄目だ、とうとう「はい」に侵食されたよ。
  …とりあえず「武器」の中を見てみるか。

T:武器 →剣
      木刀
      弓矢
      芋粥

K:芋粥が武器扱いって明らかに間違ってるだろ!どう使えばいいんだよ。
  いいや、とりあえず木刀を使おう。

T:カンダタに9ポイントのダメージ!
  カンダタの攻撃!カンダタは刃物を取り出した!

K:リアルに怖いって!極悪人の血が騒いじゃってるじゃんかよ! 

T:グサッ!なんと刃には毒が塗られていた!杜子春は毒を浴びた!

K:ダメージの受け方が遠回りだな!刺された方はどうなってるんだよ!

T:杜子春は毒で苦しみ始めた!

K:やっぱり刺されたこと自体は問題ないんだ。でも毒食らって大丈夫なのかよ。

T:杜子春は不幸にも毒アレルギーだった!

K:なんだ毒アレルギーって!毒は誰に対しても害を及ぼすんだよ!

T:杜子春は芋粥で毒を回復しようとした

K:あ、そういう使い道もあったんだ。というかそれが多分本来の使い方だよな。

T:リュックを裏返して舐め回す杜子春

K:また随分と気持ち悪いな!確かにそうせざるを得ないかもしれないけど!
  仮にも主人公なんだからそんな醜態を晒すなよ。

T:杜子春が体力を回復した!
  カンダタの更なる攻撃!

K:おお、まだ何か来るのか。

T:カンダタが計算問題を出題した!
   6×3=□

K:どこでDS要素取り入れてんだよ!無理にタッチペンの需要を作らなくていいから!

T:杜子春が問題を解いた!
  不利になったカンダタは仲間を呼んだ!
  カンダタの群れが襲ってきた!

K:なんで沢山いるんだよ!一人いれば十分だよ!

T:カンダタが全員で石を投げてくる!

K:もうちょっとましな攻撃あるだろカンダタ!

T:ガンガンガンガガガン!「痛い痛い痛い痛い痛い!」
  杜子春は逃げた!

K:遅いよ主人公も!なんか全弾命中してる雰囲気だったぞ!

T:杜子春はトロッコを見つけた!

K:おお、他にもあったのか。

T:乗りますか?  →はい

K:もはや選択の余地がないじゃないかよ!いいよ「はい」で。

T:杜子春がトロッコに飛び乗った!

K:さあ逃げろ!

T:……………

K:……………

T:……………

K:…これさっき乗ったトロッコだろ!もう一番下なんだよ!

T:動かない

K:そりゃそうだ。重力には逆らえないよな。

T:杜子春「どうしたら走るだろう…そうだ、押して戻ろう」

K:完全に無駄な行為だよ!結局同じ場所まで下って止まるだけだろ!

T:迫りくるカンダタの大軍

K:ああ、絶体絶命だ。

T:カンダタたちが一斉に砂をかけてくる!

K:攻撃がランクダウンしてるじゃん!極悪人のはずなのになんか滑稽だよ!

T:逃げる杜子春の前には切り立った崖が立ちはだかる!

K:うわ、行き止まりか。どうしよう。

T:しかし上から縄が垂れ下がっている!
  登りますね? →はい
          いいえ

K:いや誘導尋問じゃん!いいよ登るから。

T:下からどんどんカンダタたちが登ってくる!

K:あ、やっぱり「蜘蛛の糸」の展開だ。

T:カンダタたちが縄にかじりついている!

K:どうしたカンダタ!何がしたいんだよ!

T:縄を噛み切って杜子春を落とそうとしている!

K:…いや無理だろ!落ちるのカンダタたちだけだよ!

T:案の定、縄が杜子春の下で噛み切られてカンダタたちが落ちていく

K:案の定とか言うなって。なんかかわいそうになるから。

T:そして杜子春が後を追って飛び降りる

K:なんでだよ!後を追う理由が分かんないよ!

T:杜子春、絶命

K:…駄目じゃん。ゲームオーバーだよ。

T:ここは地獄

K:あれ?まだ続いてる。

T:不気味に光る針山…そして血の池ではなく芋粥の池

K:なんで!?怖いというより気持ち悪いな!

T:芋粥に溺れることに感動する杜子春

K:こいつ芋粥に飽きたい願望持ってないだろ。

T:蜘蛛の糸が降りて来た!
  登りますか?  →はい
           いいえ

K:どうせ切れて落ちるんだろうが!…いや、全然駄目だよこんなゲーム。

T:駄目?じゃあ、もう1つ考えてるのがあるんだけど。

K:どんなゲーム?

T:芥川龍之介の人生のシミュレーションゲーム。

K:それ最期が自殺じゃないかよ!もういいよ。

両:どうもありがとうございました。

とうとう運命の結果発表!
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